うちでは、Android端末が何台かあり、またOS入れ替えとかも行うことがあり、同じ端末であっても別の端末として認識されてしまうこともある。
そうすると、BookLive!の様な年間の登録台数上限が設定されているものや、Amazon Kindleのような電子書籍の転送先端末数上限が設定されてるものは使いにくい。
Koboは端末数上限および電子書籍の転送先端末数上限が設定されておらず、適当に端末が増やせるようになっている。
E-Inkの専用端末の他、Windows、Androidと見れる環境もまずまず。
そんなわけで、現状利用している。
さて、そんなKoboの電子書籍はKoboのDRMをかけたePubフォーマット(kepubという拡張子になっている)で提供されている。
2013年9月に「Obok 2.01: remove Kobo DRM aka kdrm from kepub files」というものが公表され、DRMを解除した、ただのePubにすることができる、というのが判明している。
さすがにこれを利用するソフトなんて無いだろう、と思っていたので、紹介していなかったのですが
最近、どうなってるかなぁ?と調べてみると、思わぬところで使われていた。
「calibre」という統合電子書籍管理&作成ソフトがあります。
Kindle,Koboなど各社の電子書籍の管理も行えるらしく、初期セットアップ時に、管理するデバイスを選択できたりする。
うちはKobo gloなので、下記でセットアップ。
初期画面はこんな感じ。
で・・・ここからが、アレな点。
https://github.com/apprenticeharper/DeDRM_toolsの「Obok_calibre_plugin」で配布しているobok_plugin.zipをダウンロードし
「設定」の「プラグイン」にある「ファイルからプラグインを読み込む」から、obok_plugin.zipをインストール。
そうすると「Obok DeDRM」というアイコンが追加されます。
これをクリックすると、Kobo Desktopアプリがインストールされている環境であれば、購入済みの本一覧が表示され、取り込むことができます。
なお、471冊中1冊がDecryption errorがとなりましたが、シリーズの半ばの巻でのエラーだったので、原因はよくわかりません。
取り込みが終わると下記の様になります。
そして、この状態で、Kobo gloを繋ぐと、Kobo gloの中身を検索し、どの本が取り込まれているかを表示してくれます。
で・・・Calibreでの電子書籍表示ですが・・・
これ、日本語縦書き表示に対応していないようです。
縦書きに対応したEpubリーダを使えばちゃんと読めます。
Androidの縦書きビューワで見てみると下記のような感じです。
これで、万が一、Koboがなくなっちゃったとしても、電子書籍を読み続けることができるので、安心ですね。